旅について

Less is more - 旅が人をシンプルにする

simpleLess is more」という言葉をご存知ですか?

「God is in the detail」(神は細部に宿る)という名言も残した、20世紀のモダニズム建築を代表するドイツの建築家「ミース・ファン・デル・ローエ」の言葉です。

credit: Frodrig via FindCC

「Less is more」な生き方

Less is moreを日本語に直訳すると、「より少ないことはより豊かなこと」。

飾り立てたり必要以上に大きく見せたり過剰であることよりも、シンプルであることが豊かだという意味です。

この時代に生きるぼくたちは、

FacebookやTwitter上の知り合いは増えるけれども、心を通わす真の友人は減っていき。世界中のどこにいてもネットを使えば簡単にコミュニケーションできるのに、人間関係は複雑になり。

お金はあるけれども、愛する人と共有する時間は少なく。

自分が何を考えているのか語るのではなく、他人からよく見られたいが為に着飾り虚勢を張る。そしてどんな人生を歩んできたか、これからどんな道を進むのか決意を示すのではなく、所属している会社や他人の評価を自慢する。

「Less is more」は、複雑なこと本当に大切ではないことについつい惑わされてしまう僕らに、強烈に「真の生きる価値」を突きつけてくる言葉です。

旅が人をシンプルにする

シンプルに生きるためには、どのようにすれば良いのでしょうか。そのヒントが「旅」にある気がします。

旅に出る。

バックパックの容量は限られています。
本当に必要な物だけを背負う。

面倒な人間関係を断ち切って、一人で見知らぬ街をほっつき歩く。信頼できるのは自分の感性や感覚だけ。他人の評価や口コミの圏外に行くことができる。

旅先での出会いに「肩書き」は必要ない。
あるのは人間対人間の心遣いです。

そう、旅とはとてもシンプルな生き方です。複雑に絡まった糸を解きほぐすかのように、旅に出れば本当に大切なものが分かるかもしれません。

終わりに

なんてカッコつけたけれど、僕の人生はグチャグチャに絡まってるし解こうともしてません。合掌

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