先日ハワイにある高級ホテル「ハレクラニ」が、ウェブマーケティング協会による「2014年ウェブアワード」にて最優秀ウェブサイト賞を受賞しました。
これはホテル業界だけでなく、世界96業種のウェブサイトが対象です。
ハワイの高級ホテル「ハレクラニ」、ウェブサイトが最優秀賞を獲得 ―2014年ウェブアワード
もはやWebと宿泊事業は切っても切り離せない関係になったことの象徴で、いかに自社サイトの魅力を上げるかは今後の競争力を高める為には至上命題だなと感じました。
で、こんなブログを書いているので様々な宿泊施設のWebサイトを見る機会がありますが、ぼくが印象に残っているサイトを5つ選んでみました。
どれも個性的でカッコいいサイトです。
Photo by Financial Times photos
Hotel Anteroom Kyoto
Hotel Anteroom Kyotoは、京都にあるデザインホテル。
ミニマルでスッキリしたデザイン。色も少なめでロゴもカワイイ。それでいて、何か強いコンセプトを感じるWebデザインです。
美しい写真のオンパレードで、眺めていると本当に泊まりにいきたいなと思わせてくれます。サイトの右カラムには予約フォームに繋がる予約検索機能が付いていて、ちゃんと電話番号も載っています。しっかりとお客様のことを考えて作っているサイトだなと。
ちょっとAce Hotelを意識しているのかな?!
個人的には宿泊施設のサイトの中で一番好きです。
Nui. Hostel&Lounge
http://backpackersjapan.co.jp/nui/
Nui. Hostel&Loungeは、東京台東区にあるバックパッカーズホステルです。
このサイトは文句なしに写真がカッコいい。サイトの横幅いっぱいにラウンジやBAR、受付カウンターの写真がスライドで流れていきます。
もちろんプロダクトが良くて、プロのカメラマンが撮影しているから綺麗な写真なんですが、その写真の中に映る旅人たちの表情が実に良いです。そして写真の質感がヴィンテージぽっくて更にカッコいい。
このホステルに泊まりにいけば、世界中からの旅行者と楽しく過ごせるのを想起させ見ているだけでワクワクします。
9h
9hは、京都と成田空港にある近未来的なカプセルホテルです。以前このブログでも取り上げました。
ホテル業界のアップル!成田空港にオープンの9h (ナインアワーズ) は世界でも通用するぞ!!
ホテルコンセプトに沿ったミニマルなWebサイトのデザイン。そしてサイトの構造も極力無駄をなくし、メニューバーには「ご利用方法」と「アクセス」しかありません。
清い!
サイトの中央に大きな写真が配置されていて、その真ん中に予約フォームがあります。誰でも簡単に空室確認ができるようシンプルなカレンダーになっていて、これもまた良いです。
KIYA Ryokan
KIYA Ryokan(木屋旅館)は、愛媛県宇和島市にあるデザイン旅館です。
明治44(1911)年、創業の数多くの文豪が宿泊する老舗旅館でしたが、1995年に廃業。その後長らく秋谷として放置されていましたが、平成24年に株式会社トランジットジェネラルオフィスにより再生されました。
木造建築にモダンで未来的な要素を取り入れた建物それ自体もかなり前衛的ですが、Webサイトのデザインも素晴らしいです。
まずオレンジのトップページがひと際目を引きます。そしてそれに続く、ミニマルなデザインと美しい写真の数々は既存の旅館のサイトとは一線を画します。
この旅館の再生を手掛けた株式会社トランジットジェネラルオフィスは、KIYA Ryokan以外にも大阪の堂島ホテルや東京目黒にあるホテルクラスカなどを手掛けています。
レトロメトロバックパッカーズ
レトロメトロバックパッカーズは、東京台東区にあるバックパッカー向けの小さなゲストハウスです。
Webサイトのデザインはナチュラルでカワイイ感じ。きっと女性が見たら喜びそうなデザインです。ぼくは男性なので特段キラめくことはないのですが、おそらくこのゲストハウスのお客様は女性が多いじゃないでしょうか?
宿のオーナーは山崎さんという女性の方。宿の雰囲気も丸っぽくてナチュラルな感じ。
オーナーの個性と、宿の雰囲気、Webデザインの全てが矛盾なく統一されてて上手いなと思いました。
最後に
宿泊先を決める際、直接電話で予約するか、それともブッキングサイトを使うかに関わらず、必ず宿泊施設の自社サイトは見るようにしています。
そこで自分の感性に合ったWebサイトであれば迷いなく予約しますし、あれ何かちょっと違うなと感じれば予約しないこともあります。
それだけ宿泊施設にとってWebサイトは重要な営業ツールなんだと思います。
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