未分類

金沢の生活文化を体験できる「能アトリエ」プログラム開催のお知らせ

金沢の生活文化を体験できる「能アトリエ」プログラム開催のお知らせ本日は、Good Neighbors Hostel開業前から準備していた、ゲスト専用のプログラム「能アトリエ」の紹介です。

実はGood Neighbors Hostelの建物の横には大家さん(河原さんという方です。)がいて、築70年のすごく立派な町家に住んでいます。しかも河原さんは能楽小鼓の奏者で、フランスに年2回渡りフランス語で現地の大学生などに鼓や金沢の伝統芸能の歴史を教える凄い人なのです。

このプログラムは金沢に観光に来た人が、兼六園や美術館、茶屋街などの王道観光地以外の場所で楽しめるよう、僕と河原さんが時間をかけて(まー飲み屋でお酒を呑みながら)考案したプログラムです。

さらっと表面を撫でるだけの観光じゃなくて、深く金沢市民の生活文化が体験できるようなプログラムになる予定です。Good Neighbors Hostelにお泊まりの場合は、ぜひご体験ください。

以下は、プログラムの解説と詳細になっています。
硬い内容ですが、ぜひ一読ください。

能アトリエについて

この能アトリエは、伝統ある金澤町屋・河原家の中に実際にお入りいただき、江戸時代から金沢に伝わる生活文化である能を体感できる特別プログラムです。金沢には、古くから“空から謡(うたい)が降ってくる”という言葉があります。“謡”は能の音楽です。街を歩くと、この謡が、どこからともなく聞こえてくるという意味で、日常生活の中に、能が深く根ざしている様子を現しています。そして、現在でも金沢では、小謡(こうたい)と呼ばれる短い謡が、結婚式など日常生活のさまざまな場面で謡われています。

このプログラムでは、映像で「能を鑑賞し」、能に用いる打楽器である小鼓の「演奏を聴き」、正座などの基本の「型を行い」、能の音楽である「謡を謡う」など、自らの視覚、聴覚を通じて、金沢の生活文化を身近に体感することができます。ユネスコの指定する世界無形文化遺産である能をテーマに、参加される皆様の文化的感性を磨く過程を入れ込んだという点で、従来型の単なる体験講座ではありません。また、第二次世界大戦の混乱の時代に、3年という歳月をかけてつくられたこの町屋は、代々、当時の姿のままに大切に維持されてきており、二階のお座敷は、このプログラムの参加者に限り特別に拝見することができます。

金沢の生活文化を体験できる「能アトリエ」プログラム開催のお知らせ

ナビゲーターは、能楽小鼓の奏者であり、半世紀以上にわたって能をとおした文化活動を実践してきている、金沢大学客員教授の河原淸博士です。この能アトリエとの出会いによって、あなたは、金沢の生活文化の奥行きを体感し、本物の金沢を発見することができるでしょう。

プログラム詳細

開催日:月火水木金(※前日までにご予約ください。※不定休がありますので、開催日のご確認をお願いします。)
時間:AM10時~10時45分(※AM9時45分から入場でき、能面・扇・小鼓などのお道具を鑑賞することができます。)
場所:金澤町屋河原家(Good Neighbors Hostel隣り)
入場料:500円(※靴を脱ぎます。ソックスをお履きください。)
定員:4人
概要:お座敷拝見、能鑑賞(映像)、小鼓演奏、正座による精神集中、小謡「高砂」

-未分類