本日11月15日は、エース・ホテル(Ace Hotel)の共同創設者アレックス・カルダーウッド(Alex Calderwood)の命日です。
ホテル業界の歴史に残る偉大なホテリエは、まだ47歳でした。
1999年にシアトルで初めてのエースホテルが開業してから、早15年。今ではシアトルの他ポートランド、NY、ロサンゼルスや、ロンドンなど8店舗まで拡大し、世界で最も注目されるホテルグループの1つにまで成長しました。
そこで、アレックス・カルダーウッドを追悼する意味も込め、彼が残した言葉を少し集めて見ました。
Photo by Damon Way
同志は同志を集めるものなんだよ
「僕らの手がけるもののほとんどは、直感任せなんだ。感覚的に、こうしたらいいかな、って。特定の客層を狙っていろいろ仕掛けたり計算したり、ってことはほとんどしてなくて、ごく単純に、自分たちらしくやってるだけだからね。同志は同志を集めるものなんだよ」
僕らにとって大事なのは売ることではなく、分かち合うことなんだ。
「内部で話するときも、セールス担当にしても、僕らにとって大事なのは売ることではなく、分かち合うことなんだ。そういう意味で、ほかとは意図するところが違ってる。それは敷地内全体、スタッフ全体を通しても反映されてると思うよ。僕らが面白いと思うものや、僕らが面白いと思う人たちを、ここでの体験を通して分かち合ってもらってるってわけ」
ホテルっていうのは、たくさんの人のふれあいの舞台となるとっても興味深い入れ物っていうか、コンテナのようなものなんだなっていう考え方。
「そうして今、僕にとってインスピレーションになっているのは、ホテルっていうのは、たくさんの人のふれあいの舞台となるとっても興味深い入れ物っていうか、コンテナのようなものなんだなっていう考え方。客室を売るっていう部分は単なる取引に過ぎないけれど、ホテルは人が集まる場所でしょ。僕らにとってもっと重要なのは、それ以外の部分すべて。体験を提供すること、そして僕の好きな言い方をすると、文化的触媒、ふれあいの瞬間というものを造り出すことなんだ」
名前の由来?トランプのエースだよ。
「名前の由来?トランプのエースだよ。エースは一番弱いカードだけど、一番強くもなれるだろ?ハイクラスからもロークラスからも、アップタウンからもダウンタウンからも、両方からアクセスできる場所が作りたかった」
もっと民主的で、平等主義の世界を思い描いている。その世界観を表現したのが、“エース・ホテル”なんだよ
「僕をはじめ、エースのクルーはそういうタイプ(ラグジュアリーを優先する価値観)の人間じゃないんだ。もっと民主的で、平等主義の世界を思い描いている。その世界観を表現したのが、“エース・ホテル”なんだよ」
出典:ポートランド、アボット・キニー、葉山──地域コミュニティがつくる、新しいライフスタイル
終わりに
アレックス・カルダーウッドは、もうこの世には存在しませんが、彼の意をくんだ新たなエースホテルがこれからも世界のホテルシーンを引っ張って行くのでしょう。
近い将来、日本にもエースホテルが誕生する日が来るのでしょうか。
※こちらのCasa BRUTUSで、エースホテル特集があります。
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