金沢R不動産のWebサイトに格安の金沢町家物件が掲載されました。
価格はなんと300万円。広さも128平米もあります。場所は金沢3大茶屋街(ひがし茶屋街、主計町茶屋街)の一つに数えられる西茶屋街近くです。
これは面白いと感じ、様々な可能性を探るため内覧してきました。
掲載サイトはコチラです。
穴場な町家 金沢R不動産
茶屋街徒歩2分の元置屋物件
僕はグッドネイバーズの物件を金沢R不動産を通じて取得しました。担当者も懇意にさせていただいているので、物件情報が掲載された翌日にアポを取り見に行きました。
担当者の話によると、物件情報掲載から数日しか経っていないのに問い合わせが殺到しているらしいです。そりゃそうですよね、いくら古民家とはいえ土地建物で300万円ですから。
しかも間取りが面白い。この物件はもともと置屋として使用されていた物件らしく、128平米という広さながら2階部分が7部屋に分かれています。
町家が多く残る風情がある西茶屋街近く。様々な物件の活用方法が思い浮かびます。
7部屋もあるのだから、ゲストハウスやシェアハウスはもちろん、一棟貸しの宿泊施設やレストラン、和風BARにも利用できるかもしれません。
物件写真
こちらは建物の正面写真。隣の家同士が隣接している典型的な町家物件です。2階部分が全て窓になっているのは置屋物件だったからでしょうか。
にし茶屋街から徒歩2分ですが、細い路地に建っています。
玄関入ってすぐ目の前に、ひと2人分くらい幅がある階段がどんっとあります。建物奥にも2階に続く階段が。
その大きな階段を2階から撮影した写真です。通常の町家物件にある階段は狭くて急な階段が多いですがここは違います。妙な想像を掻き立てられます。
2階部分です。たしかに7部屋ありますが部屋同士が襖で仕切られていたり薄い扉しかなかったりと、このままでは使い方が難しいと感じました。一旦、壁などは取り払って自由に仕切るのが良いのかもしれません。
2階の奥に続く小さな階段。小上がりのようになっています。
建物の状態はというと、当然ボロボロです。もしかしたら雨漏りもしているかもしれません。元置屋物件ですが、その後は何かの事務所になっていたようです。最近はずっと空き家だったそうです。
物件調査してきて感じた事
住むなり事業用に使うなり全面的な改修が必要なのは言うまでもありません。物件自体の価格は300万円ですが、改修だけでその何倍も必要です。
にし茶屋街という観光地の近くですが、にし茶屋街は他の2つの茶屋街と比較して少々活気がありません。もちろんこれから盛り上がりを見せる可能性もありますが、現時点では観光客がわざわざ足を運ぶのは、通称忍者寺と言われている妙立寺くらいでしょうか。
アクセスも不便です。
金沢駅からバスが出ていますが、30分弱かかります。
物件を見た後、どんな活用方法があるか考えてみたのですが、どれもなかなか厳しい。
ゲストハウスとしてはアクセスが不便で、改修に費用がかかりすぎるので難しい。レストランなどの飲食店にするには、金沢駅や片町などの繁華街から遠いので難しい。
あえて挙げるなら、改修費用を極限まで削って最低限の設備のまま、学生向けの格安シェアハウスとかでしょうか。2階の間取りをそのまま利用して一部屋1万円。7部屋あるので、全部埋まって7万円。1階部分を管理人の住居として利用する。そんな感じでしょうか。
ちょっと僕は挑戦する気は起きなかったですが、発想を豊かにすればもっと面白い活用方法があるかもしれません。気になった方は、金沢R不動産のサイトへ!
掲載サイトはコチラです。
穴場な町家 金沢R不動産
終わりに
今回、ぼくは難しいと感じましたが物件の活用方法は人それぞれ。
同じ物件でも、うまくいく人もいれば失敗する人もいる。ぼくが取得した物件も、ぼくが契約する前に何人もの人が内覧してその可能性を探ったと思います。そしてこれじゃダメだと思ってやめた。一方ぼくはコレはイケルと思って契約した。
面白いものです。
【無料メルマガ】読まないと損するホテル経営の裏側 ↓