僕たちの消費活動はますますオンライン上で行われ、それはホテルをオンラインで予約する際も同様に一般的になってきました。
しかしこれだけEコマースが普及したののにもかかわらず、ホテルやゲストハウスの予約を施設のWebサイト上で依然ためらってしまう場合が多々あります。
今回はその原因を8つほどピックアップしてみました。
1、ホテルの写真がない
実際の部屋や共有スペース、外観などの写真は、ホテルやゲストハウスを予約する際の重要な要素です。
オシャレなランプをフォーカスで撮影した写真や、全体像がよく分からない写真を掲載しているWebサイトをよく見ますが、雰囲気は伝わっても、お客様はもっと具体的で実際の宿泊したときのイメージが湧く写真を求めています。
あと、写真のサイズが小さすぎたり、画像が粗すぎるのも残念です。
2、SSLを導入していない
お客様は安全で、確かなWebサイトでしかオンラインで予約決定をしません。もしSSLを導入していないのであればすぐに導入し、入力する全ての個人情報は安全ですと伝えましょう。
また必要な際にすぐ連絡できるよう、ホテルやゲストハウスのコンタクト情報は分かりやすい場所に掲載しましょう。
3、サイトの情報が過去のもの
たまに見かけます。写真も綺麗だしロケーションも素晴らしいのに、情報が凄く古く今現在の情報が曖昧なホテルやゲストハウス。
確かにサイトのメンテナンスは面倒で、ときに古い情報でもいいやって開き直ってしまいがちですが。お客様はそんなサイトでは予約したい気持ちを根こそぎ失ってしまいます。
4、現在の空室状況が分からない
空室状況を知りたい方はメールor電話してください、もしくは予約フォームを全て入力させた後にホテルが側から宿泊可能か連絡する場合。
お客様はサイトを見ているその瞬間に、お部屋が予約可能か知りたいんです。ぜひ空室状況がその場で分かるカレンダーやオンラインAppを導入しましょう。
5、サイトの表示速度が遅すぎる
消費者はせっかちです。特にWebサイトを閲覧している消費者は気に入らないことがあれば、すぐに「Back」ボタンで他のサイトに遷移することが可能です。
もしサイトの表示速度が遅いのであれば、掲載している写真の大きさや解像度を下げたりソースを見直しましょう。
「PageSpeed Insights」はGoogleが提供するWebサイトの表示速度を計測するサイトです。ぜひ一度試してみましょう。
6、「予約する」ボタンがどこにあるか分からない
Webサイトの存在理由は、お客様にあなたのホテルやゲストハウスのことを伝え予約を促すことにあります。
Webサイトからの予約を最大化するために、「予約する」ボタンを全てページの分かりやすい場所に設置しましょう。また電話で簡単に予約できるよう、Aboutページやコンタクトページだけではなく、ナビゲーションやフッターなどの見えやすい場所に設置しましょう。
7、予約フォームの入力項目が多すぎる
予約フォームで、必要以上の質問をお客様に投げかけていませんか?
本当にお客様の郵便番号や到着時間、チェックアウトの時間、次の行き先などは必要でしょうか?
面倒な入力フォームは、せっかく予約しようとしているお客様の意気を消沈させます。一部のお客様は入力フォームが面倒だからという理由で、Booking.comで予約してしまうかもしれません。
本当に宿泊に必要な情報だけ入力してもらうフォームにしましょう。また郵便番号を入れれば住所が自動的に入力されるような補助機能も可能なら導入しましょう。
8、予約フォームの入力完了まで5ページも遷移するの?
予約ページが完了するまでに5ページほど遷移が必要なWebサイトを時々見かけます。長すぎですよね。。
なんとか2、3ページで収まるように入力項目を減らすか、1ページに詰め込む情報を増やすかして、ページ遷移の回数を減らしましょう。
終わりに
消費者のユーザビリティをあげ、いかにWebサイトのコンバージョンをあげるかは、ホテル・ゲストハウス事業者にとって至上命題ですよね。
むちゃくちゃオシャレでも、使いずらければコンバージョンは落ちてしまいますからね。
難しいところです。
このエントリーは以下の海外エントリーを参考にしました。
7 Mistakes Hotel Websites Make & How to Fix Site Usability Problems
Photos by Thomas Leuthard
【無料メルマガ】読まないと損するホテル経営の裏側 ↓