今日は『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいたチャップマンがジョンレノンを殺した日であり、真珠湾攻撃があった日でもあります。
マーケティング用語で「コンテクストマーケティング」というものがあります。
コンテクストとは日本語で「文脈」という意味なんですが、企業が提供している商品やサービスの文脈(いわゆる背景・脈略)を消費者にしっかり届けましょう、ということです。
やさしい説明はコチラにあります。
コンテンツの力はなくなった コンテンツからコンテクストへ
で、ぼく自身このコンテキストを実感した出来事がありました。先日のブログにも書きましたが、中目黒の「トラベラーズファクトリー」に行った際です。
実は二度目の訪問だったけど、一度目は全然覚えていなかった
先週このトラベラーズファクトリーに行く際、嫁を誘いました。
「中目黒にこんなオシャレなお店があって、トラベラーズノートという旅人のために作られた手帳を売っているんだ。」一緒に行かないかと。
即座に「あー、3年ほど前に一緒に行ったお店ね、また行くの?」と返事が返ってきた訳ですが、
その時ぼくは、「なんだこの人何を勘違いしいるんだ一緒になんて行ってないし」という思いと、
「うん?!俺以外の誰かと行ったのかな」という思いが錯綜しました。
しかし、実際行ってみると、ウロ覚えではあるけれど確かに来たことがあり、なんとなく微かな印象も残っていました。(ヨメスマン)。
その時の印象は「何か小洒落た雑貨屋さんだな、よくあるお店のひとつだ。」程度でした。どうりで、覚えていなかった訳です。
しかし、今回の訪問はとても印象的でした。
内装には愛が感じられ、販売している商品のひとつひとつにストーリーを感じる訳です。作り手の想いというものでしょうか。
そして、最終的には、6,000円相当のトラベラーズノートを買ってしまった訳です。(べつに手帳なんて好きでもないし、ほとんど使わないにもかかわらず・・)
その理由は、売り手の物語を読んでいたから
このトラベラーズファクトリーに行こうと思ったきっかけは、このお店のブログを読んだから。
トラベラーズ日記 〜トラベラーズカフェ店長のブログ〜は、このお店の店長で、トラベラーズノートの生みの親である飯島さんという男性のブログです。
もし旅が好きなら、一度読んでみることをおすすめします。ぼくが最近読んだブログの中では、一番よかったです。
で、このブログの中に飯島さんが何年前にトラベラーズノートをゼロから作り上げた話や、トラベラーズファクトリー開業までの話が優しい言葉で綴られています。
ゲストハウス用の物件を探すのは大変ですが、飯島さんも同じようにこだわりのトラベラーズノートを販売するための物件探しに相当苦労されたようです。その辺の話はこちらに書いてあります。
TRAVELER'S FACTORY アーカイブ
その他にも、飯島さんの旅の話や、好きな音楽・映画の話も満載で、文章がとても上手なこともあってか、過去の記事をさかのぼって一気に読んでしまいました。
そして、ぼくはこのトラベラーズノートと飯島さんのファンになってしまいました。
そんな熱狂的なファンがトラベラーズファクトリーに行く訳だから、それは楽しみだったし、見るもの手に取るもの全てに意味を感じたし、6,000円もする手帳を買ってしまう訳です。
ちなみにブログを読んでいない嫁にお店の感想を聞くと、「超絶オサレだよね」という低級な答えが返ってきただけで特段何も感じていないようでした。
それを聞いた瞬間、このぼくと嫁の温度差は、まさしくコンテクストマーケティングの結果であると妙に納得したと同時に、
情報を発信することの大切さ、そして誰でも発信できるコモディティ化された情報ではなく、その人しか発信できない独自の情報を発信することの大切さを改めて感じましたとさ。
終わりに
これはゲストハウスにも、すごく当てはまると思う。
そんなことよりヨメゴメン行ったことあったわ