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川崎の簡易宿泊所の火事の影響で、ゲストハウス開業がさらに困難になる可能性が。また既存のゲストハウスへも立入り検査が行われる予定

先日、神奈川県川崎市で簡易宿泊所「吉田屋」2棟が全焼する大規模な火事が発生しました。死者5名、負傷者は19名という近年稀に見る大惨事です。

この事件を受け、消防庁より簡易宿泊所に対する防火対策の徹底が通知されたようです。

通知された防火対策とは?

各都道府県に通知された内容はこちらのリンクで確認することができます。詳細を知りたい方は見てください。
【通知】簡易宿所に係る防火対策の更なる徹底について

ポイントは、以下簡単にまとめました。

1、夜間における応急体制の確保

夜間に火災が発生した際に、即座に対応できる体制を整えること。具体的には、夜間に発生した火災を想定した避難訓練を行うなど。

2、消防法令違反の是正の徹底

消防法令を違反している場合は、早急の是正を求める。

3、火災予防対策の推進

  • 建物周囲に燃えやすいものを置かない
  • 喫煙等の火気管理の徹底を図る
  • 階段、通路などの避難経路及び防火戸・防火区画の管理の徹底を図る

今後の動向について

最近開業した福岡県門徒港のゲストハウス「TunneL(トゥネル)」の昨日のFacebook。

川崎での痛ましい火災の件をうけて、早速消防署から電話。今週中に立ち入り検査をしたいとの事。消防だけでなく念入りに建築検査も行なうらしい。

Posted by TunneL(トゥネル) on 2015年5月18日

早速消防は動いているようです。
ここ金沢でも市役所の建築指導課による既存のゲストハウスへの立入り検査があると聞きました。

今後は間違いなく簡易宿泊所に対しての消防法遵守のさらなる徹底と、違法建築の取り締まりがあると思われます。またこれからゲストハウスを開業しようとする事業者に対して、各機関はより厳しい姿勢をしめす可能性も十分あります。

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