ゲストハウスをつくる

ビジネスをしてて何が辛いって、全然自分がターゲットとして考えていないゲストが来て不満を抱えて去っていくこと

ビジネスをしてて何が辛いって、全然自分がターゲットとして考えていないゲストが来て不満を抱えて去っていくこと。

そりゃ、あなたに向けたサービスじゃないから満足しないのは仕方ないが、そんなゲストに限って酷いレビューを書いていく。

そんなすれ違いを何度も経験しながらもまだなんとか継続していけているのは、自分の理想のゲストが来てくれて心から満足して帰ってくれること。

もっとターゲットを絞る必要性

2日前にチェックアウトしたスイス人のアレックス。

Good Neighbors Hostelには2泊してくれた。滞在中、バレンタインデーだったこともあり、うちのスタッフがチョコをあげて、それから仲良くなった。

朝、コーヒーを一緒に飲んだり、夕飯は一緒に焼きそばを食べたり。

彼は今チューリッヒに住んでいて、アップルストアで働いている。
来年には仕事を辞め長い旅に出るそうだ。

Good Neighbors Hostelを開業する前、どんなお客様に来て欲しいか、すごく考えた。
その当時の答えは、「シンプルな人」

かなり恥ずかしいが、過去のエントリーにも書いている。
Less is more – 旅が人をシンプルにする

自分の人生を生きている、シンプルな人に来て欲しい。
そして、このアレックスこそがGood Neighbors Hostelの理想のターゲットだった。

単調な毎日でも、なかなか思い通りにいかないことがあっても、こんな出会いがあると自分がやっていることが間違っていないんだと思えて励みになる。

おかげさまでGood Neighbors Hostelは多くのゲストを迎え入れてはいるが、なかなか思い通りの客層になっているとはまだまだ言い難い。

それでも、時々訪れる思い描いていたゲストとの出会いに光明を見出し、もっともっと届ける先を先鋭化させる必要があると感じている。

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