20代前半の頃海外を放浪中、気に入った街があると平気で1ヶ月くらい滞在していました。ネパールのカトマンズやインドのバラナシ、コロンビアのボゴタなどがそうでした。
当時は長期で滞在する理由などあまり真剣に考えなかったのですが、今改めて考えると長期滞在が可能な街には以下の3つの条件が揃っていたことに気がつきました。
「安い生活コスト」「居心地の良い宿」「気の合う仲間」です。
この3つのどれか一つでも欠けてしまうと、途端に次の街に移動してしまいたい衝動にかられます。別に大した発見でもないのですが、ちょっとまとめてみます。
Photo by Robert Bejil Photography
安い生活コスト
当然と言えば当然ですが、物価が安ければ安いほど滞在費用は安くなります。
また物価が多少高くてもホテル(ゲストハウス)料金が安かったり、自炊をすれば食費を安く押さえることができれば生活コストは下がります。
ぼくが長期滞在した街はどこも発展途上国のまだまだ物価が安いところ。
インドやネパールの1泊あたりの宿泊代金は300円くらいだったし、地元民が集まるレストランで食事をすれば1食あたり100円以下でした。
これほど安いと1日の出費は1000円以下です。1年で36万円です。ぼくは結局インドに半年いたんですが、移動費を合わせても全部で20万円ほどでした。
ちなみに、ヨーロッパ諸国はどこも宿泊代金が高く、(特にぼくが旅した2000年初頭はユーロが160円もしたので)、どんなに安くてもドミトリーで1泊2000円はしたものです。
居心地の良い宿
旅中費やす時間の中で、宿泊施設に滞在している時間がもっとも長いのではないでしょうか?
ベッドの上で寝るだけではなく、共有スペースで誰かと話したり、キッチンで自炊したり、お部屋にこもって日記をつけたり。
なので宿泊施設の居心地の良さは、長期滞在する上では必須条件です。
ここで言う居心地の良さは、高級ホテルが提供するようなサービスを指して言っている訳ではありません。
バックパッカー的な旅をしたことのない人には想像できないことかもしれませんが、安宿にも居心地が良い宿と悪い宿が存在します。必ずしも小綺麗な宿が居心地が良いとは限らないし、スタッフがフレンドリーすぎてもダメな場合もあります。
もちろん個人差があり、千差万別ですが。
個人的には、小振りな大きさで、キッチンがあり、日本人宿ではなくほどよく外国人も泊まっていて、ドミトリーが2段ベッドではないゲストハウスが好きでした。
気の合う仲間
最後の条件は、気の合う仲間です。
これは友人やカップルで旅行している場合は当てはまらないかもしれませんが、バックパッカーは基本1人旅で寂しい存在です。
そのため、ゲストハウスでの出会いを求めている人が多いです。国籍問わず仲良くなれば、一緒に観光に出かけたり、ご飯を食べにいったり、宿でゲームしたりすることができます。
ぼくは「バックギャモン」というボードゲームがとても好きなのですが、エジプトの首都カイロにあった宿にはこのバックギャモンが好きな人が大勢集まっていました。
夜な夜な繰り返されるバックギャモントーナメントはピラミッド観光よりも魅力的で、毎晩遅くまで遊んでいたためついつい
長期滞在をしてしまいました。
終わりに
アジアやアフリカの国に比べると日本の物価は当然高いので、日本をに来る外国人は大変ですよね。
日本における訪日外国人の平均宿泊日数って何日くらいなのでしょうか?ちょっと今度調べてみたいと思います。
【無料メルマガ】読まないと損するホテル経営の裏側 ↓