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生き残る地域と、生き残らない地域

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安倍首相が次期総選挙の目玉として、「地方創生」を掲げました。
安倍首相:地方創生担当相「実行力が必要」内閣改造で新設

人口減少、高齢化社会が進む日本の地方は様々な問題が山積みですが、日本のトップが旗を掲げ、地方の再生にリーダーシップを発揮するのは、とても良いことだと思います。

しかし、以前のように税金をぶち込み公共事業で全ての地域を再生させるほど日本は狭くはなく、そもそもそんなお金はこの日本にはないはずです。

で、再生させるべき地域を見た時に、やっぱりこの地域はイケるけど、あの地域はキビしいっていう、疑いのないラインがあると思っています。

先日山梨県の河口湖周辺に旅行に行って、そんなことをボンヤリと考えていました。(ちなみに河口湖はキビしい方かな)

闇雲に開発された地方はキビしい

1950年代から始まった旅行ブームと、それに続くバブル。この時代に開発された多くの地域は、現在散々な結果になっています。

大企業が将来の需要を見誤り不釣合いなリゾートマンションを建てたり、個人が自然に馴染まないセンスのないペンションを作ってみたり。

現在それらの建物は、老朽化して住む人がいなくなり、ペンションは廃業して空き家になっています。

いい例は新潟県湯沢や、静岡県熱海。

巨大な建物は取り壊すのも、リノベーションするのにも莫大なお金が必要です。また固定資産税も高いので、個人が気軽に手を出せるようなものではありません。

もう完全に放置するしか方法はありません。そして、放置された建物は犯罪の温床になったり、観光客にマイナスな印象を与えたりと、多くの悪影響を及ぼします。
空き家の増加がやがて犯罪を誘発する(割れ窓理論)

割と真剣に、この取り残された廃墟群の再生方法を考えて見ましたが、もうサバゲーくらいしか思いつかなかったです、、、もしくは奇跡的に外国資本が入るとか、、

開発から取り残された地域は、ポテンシャルがある

幸いにも、大きな開発から取り残された地域は、逆にこれから面白いと思っています。

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景観にそぐわない大きな建物もなく、カラフルなペンション群もない、等身大のままの地域。

さらに「観光地ではない地域」だと、もっといい。

確かに観光資源がなかったために開発から取り残され、当時は悔しい思いをしたかもしれません。周りが観光客でごった返している中、自分の地域には、人が来ないんですから。

しかし時代は流れ、開発されなかったことが、逆にアドバンテージとなり、これからの時代に観光客を呼び込む可能性があるのではないでしょうか?

なぜなら、日本の観光資源の本質的な良さは日常の中に潜み、旅本来の楽しみは観光地を周り、写真をバシャバシャ取ることではなく、地域に馴染みローカルの人たちと生活するように旅をすることだと思うからです。

終わりに

現在続々と地方にもゲストハウスが出現していますが、いわゆるガイドブックに載っていない地域にこそゲストハウスが出来ると、日本の地域創生の一端を担えるのではないでしょうか?!

 

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