6月1日に、「グローカル名古屋 ゲストハウス＆カフェバー」というゲストハウスが名古屋に誕生します。
グローカルカフェ【名古屋で世界の旅人と出逢えるカフェバー】
ぼくは愛知県出身で、かつ大学時代は名古屋に住んでいたこともあり、名古屋のゲストハウス動向からは目が離せません。そしてふと目にした「グローカル名古屋 ゲストハウス＆カフェバー」のインタビュー記事。
こちら。
名古屋駅西にゲストハウス＆カフェバー 多文化共生とグローバル人材育成を目的に
Photo by GRATISOGRAPHY
メーンターゲットはバックパッカーを中心とした外国人旅行者を8割、20代の若い日本人女性を2割
へー名古屋にまたゲストハウスが誕生するんだ、ふむふむと記事を読んでおりました。（ちなみに名古屋には4月上旬、円頓寺商店街という場所で「喫茶、食堂、民宿。西アサヒ」が開業したそうです。）
そこで気になる一文がありました。引用します。
メーンターゲットはバックパッカーを中心とした外国人旅行者を8割、20代の若い日本人女性を2割想定している。
日本人男性は年齢に関わらず全くもってターゲットじゃないそうです。ここまで言い切るってすごいですね。
ぼくは日本のゲストハウスにあまり泊まったことがないし、ましてやゲストハウスに宿泊している日本人の年齢分布なんて測りようがないのだけれど、なんとなく自分も日本人男性のゲストハウス利用率は少ないんじゃないかと考えています。
日本人男性の1人旅は、やっぱりビジネスホテル利用が多いのかな。
いま僕がゲストハウスを作っている金沢には8つのゲストハウスが存在しています。
石川県金沢市にあるゲストハウス（ホステル）8つまとめ
一方で中規模都市である金沢には当然のようにビジネスホテルが乱立しています。いま日本で一番勢いのあるホテルグループであるアパホテル（金沢が本拠地です。）を筆頭に、ルートインや東横イン、北陸を中心にビジネスホテルを展開しているエコノホテルなどなど。
そしてそれらのビジネスホテルのコスパが本当に素晴らしいです。正直自分が金沢に一人で旅行に来るのであれば絶対ビジネスホテルを使うだろうなと思っています。
例えば、金沢の繁華街片町にあるエコノホテルは1泊3,500円朝食付きです。駅近のキャッスルホテルは3連泊で11,000円朝食付きです。もちろん早割やプロモーション価格だった可能性はありますが、実際僕の友人がこの価格で宿泊しています。
ビジネスホテルなのでもちろん個室にシャワートイレ付き。朝食も和洋食のバイキングを提供しているところもあるようです。アパなんて立派な大浴場がありますしね。
日本人男性は一人でビジネスホテルに泊まることに全然抵抗がないので、この価格でこのサービスだったらやっぱりゲストハウスよりもビジネスホテルを選ぶんじゃないでしょうか。
終わりに
この話を聞いて、一体どうしたらほぼ同じ価格のゲストハウス、しかもドミトリーなんかに泊まりたいと思うだろうかと考え込んでしまいました。
もう価格競争をしてビジネスホテルと渡り合うのは無理なんだと。ゲストハウスの価値をしっかり伝えていかなければ生き残れないんだと。ところでゲストハウスの価値って何なんでしょうか？
