ホテル業界で最近のホットトピックはなんといっても、ラブホテル当日予約アプリの「Tonight for Two」が、サービス開始1ヶ月にして突然終了したことでしょう。。
その理由として、こんな情報もありますが、、
GREEがラブホテル予約アプリに突撃した結果、暴力団筋に突撃されて事業が消滅したようである話
そもそもTonight for Twoというサービスは、グリーが始めたホテルが当日予約できる「Tonight」というサービスのラブホテル版だったのですが、その「Tonight」はアメリカのスタートアップが始めた「HotelTonight」というサービスを丸パクリしたサービスと言われています。
グリーがホテル当日予約アプリ「Tonight」公開 米「HotelTonight」にそっくり？
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ホテル当日予約サービスの需要は、一体どれだけあるのか？
では日本の「Tonight」はさておき、アメリカの「HotelTonight」に代表されるホテル当日予約需要はどれだけあるのでしょうか？
こちらの記事に分かりやすいデータがありました。
参照：Just How Large Is Last Minute on Mobile? (With Apologies to HotelTonight)
（補足ですが、このホテル当日予約アプリ「Tonight」とは、アプリ使用者の周辺ホテルの当日ベストレートが提示されるサービスです。予約はアプリ内では完結せずホテルに直接電話して予約しなければなりません。）
スマホを使ったホテル当日予約の検索ニーズは結構ある
この図は、スマホを使ってホテルを検索しているユーザーが、何日先のチェックイン日を探しているかを、オンライン旅行会社のモバイルサイトとホテルの自社モバイルサイトで比較した図です。（お借りしました。）
オンライン旅行会社（Booking.comなど）でホテルを探す人の30％、またホテルの自社サイトで探す人の25％が、前日もしくは当日の部屋を探してます。
直近のチェックイン日を探している人がこんなにもいるのかと驚きの結果でした。また31日以上前の予約日でホテルのモバイルサイトが多いのは、早割プランがある関係かなと勝手に想像します。
当日予約は、急なビジネス利用や飛行機の遅延や欠航、旅程の変更などで需要は生まれますが、この記事ではその他に突如ホテルに宿泊したくなった人の駆け込み需要が考えられると書いています。
オンライン旅行会社の当日予約が圧倒的に多い
この図は、スマホを使ってホテルを予約したユーザーが、何日先のチェックイン日で予約したかを、オンライン旅行会社のモバイルサイトとホテルの自社モバイルサイトで比較した図です。（お借りしました。）
これを見るとオンライン旅行会社のモバイルサイトで予約する人の7割が、前日か当日分の予約なんですね。
ま。当然と言えば当然で、おそらくこのスマホを使って実際にホテルを予約する人の多くは既に渡航先にいて、そこでホテルを探すのでデスクトップではなくスマホを使うという結果になったのでしょう。
モバイル利用が加速する
この2つの図からは実際のホテル当日予約マーケットの大きさは計れないとありますが、旅行業界でもモバイルシフトが進んでいるのは間違いありません。
現在アメリカのモバイルオンライン旅行需要（スマホでホテル予約など）はオンライン全体の27％らしいですが、2012年が5％だったのを考えると、これからもっと伸びるでしょう。
モバイルシフトが進み、スマホでホテルを予約する率が上がると考えると、直近予約率がそれに比例してどんどん上がっていくと予想されます。
終わりに
ホテルのWebサイトでモバイル最適化していない施設を見かけますが、このデータを見る限り出来るだけ早く最適化したサイトを作るべきでしょう。
かつて旅館運営会社で働いていたので、こんなデータ見るのが大好きなんですが、きっとつまらないですよね、、すみません。
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