本日は海外メディアニュースです。
ちょっとお隣、韓国のはなし
韓国って実はインバウンド市場では日本より上を行っています。
2013年、韓国を訪れた外国人は、
なんと1,200万人を突破。
訪韓外国人旅行者数、中国が日本を抜いてトップ
昨年、日本に来た外国人が約1,000万人です。
人口、国土ともに日本より小さい、かつ観光資源が乏しい(主観です)韓国に、実は20%も負けてることになります。
最近日本ではインバウンドが注目されていますが、伸び率で見ると、日本は世界の中では完全に負け組なんですよね。
で、本題は、
韓国では、投資先としてゲストハウスが注目され、ゲストハウスのフランチャイズ会社まで現れています。
元記事は東亜日報のこちら
外国人旅行者に人気のゲストハウス、魅力ある投資先として注目集まる
脚光を浴びるゲストハウスビジネス
外国人が急増している韓国では、ゲストハウスが脚光を浴びています。
慢性的なホテル不足に加え、ゲストハウスの収益性が評価されているからです。
ゲストハウスの魅力は、高い「収益性」。外国人らが頻繁に訪れる鍾路(チョンロ)や弘益(ホンイク)大学前、新村(シンチョン)などのゲストハウスは、客室の稼働率が80%を超え、年平均10%以上の収益を上げているという。
しかも韓国政府は、規制を緩和して、ゲストハウス設立を後押ししています。
宿泊施設の不足事態を解決するため、政府は昨年1月1日から、「外国人観光都市民宿業指定制度」を実施している。
延べ面積230平方メートル未満の一戸建て住宅やマンション、集合住宅、多世帯住宅などに居住する人なら、外国人観光都市民宿施設の指定を受け、外国人宿泊客を受け入れることができる。
さすが韓国政府!日本も規制緩和してくれって言いたいですが、、
その結果、昨年の時点で
235施設 まで増えたそうです。
フランチャイズ店も現れた
「24 Guesthouse」は、Space Innovationという会社が、韓国で初めて立ち上げたゲストハウスのフランチャイズ店です。
加盟店は、すでに21店舗まで拡大してます。
フランチャイズフィーを受け取る代わりに、本部では予約管理やPRなどを引き受けるようです。
また加盟店が望めば、外国語が堪能な従業員も派遣するそう。
空間イノベーションのキム・ボラ課長は、記事の中でこう話しています。
「加盟店募集から2ヵ月間で、8件の契約が成立した」とし、「1日平均5件以上の問い合わせが寄せられるほど、大きな反響が寄せられている」
2ヶ月で8件ってすごいスピードですね。
ちなみに日本人のアルバイトも募集しています。
24 guesthouse (ゲストハウス)ソウル地域スタッフ 大募集
日本にもゲストハウスフランチャイズが現れる
この記事を読んで感じたのは、遅かれ早かれ日本にも同様のゲストハウスフランチャイズが現れるだろうなということ。(僕の情報範囲では、まだ現れていないはず。。)
そして一気に店舗数を拡大して、潰れる・・・
開業からマーケティングまでのノウハウを、短期間かつ簡単に身につけられるフランチャイズビジネスは、ゲストハウスにも十分適用できると思います。
そして日本にも韓国と同様のゲストハウスブームが訪れれば、その波に安易に乗る事業者は多いでしょう。
一方で、ゲストハウスの良さ(本質)は
経営者のオリジナリティです。
ストーリーと言ってもいいかもしれません。
開業に至るまでの苦労だったり、昔バックパッカーで海外を放浪した歴史だったり。または、その土地への愛着や地域を盛り上げる姿勢だったり。
フランチャイズで開業すると、その辺の本質を汲み取れず、本部の意向に添ってゲストハウスを作らなければならなくなりますからね。東京や大阪の都市部であれば、それでいいのかもしれませんが。
さてどうなる。
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