ゲストハウスがブームブームと言われていますが、ゲストハウスを作っている当人はあまり実感がありません。
あまり国内のゲストハウスに泊まったことがないので、一体どれくらいの日本人の旅行者がゲストハウスという宿泊スタイルに慣れ親しんでいるのか掴めないのです。
そこで、2つの方法を使ってゲストハウスが本当にブームなのか調べてみることにしました。
Photo by http://www.gratisography.com/
Googleトレンドでゲストハウスを調べてみた。
まずはGoogleトレンドを使って調べてみました。
Googleトレンドとは、特定のキーワードの検索回数が時間経過に沿ってどのように変化しているかをグラフで参照できるサービスで、要するに話題になっているかがすぐにわかる便利なサービスです。
キーワード「ゲストハウス」で調べてみたところ。
2012年後半にピークがありますが、2006年からあまり変動なく推移しています。これを見る限り全然ブームだとは言えないです。
次に「ゲストハウス 東京」で調べてみました。
2006年頃にいきなりドンと大きく上がって、それ以降はなんだか低空飛行を続けています。もし日本人の間でゲストハウスが本当にブームであるのであれば、東京にあるゲストハウスを検索するボリュームは大きくなるはずですが、全然そんな傾向は見られません。
ゲストハウスクリエイターズノートを使って調べてみた。
以前このブログで、以下のエントリーを書きました。
ゲストハウスの開業を思い立ったら、まず見るべき開業秘話ブログ16選
自分が参考にしたゲストハウス開業エントリーを並べたのですが、図らずもGoogleやYahooの検索で「ゲストハウス 開業」や「ゲストハウス 経営」、「ゲストハウス 運営」などなどゲストハウス経営を思い立った人が検索するであろうほぼ全てのキーワードで、常に検索1位に表示されるという結果になりました。
その結果ゲストハウスクリエイターズノートでは一番読まれるエントリーになったわけですが、おそらく開業を思い立った人は、まずGoogle先生やYahoo先生で開業方法を検索するのではないでしょうか。そして検索結果1位のエントリーを読むはずです。タイトルも「ゲストハウスの開業を思い立ったら・・・」となっているので。
で、「ゲストハウスの開業を思い立ったら・・・」エントリーがどれくらい読まれているかというと、このブログが広まり始めた8月頃から1日平均100人前後(最近は増えてきて、1日150人くらい)の人が閲覧しています。(この数字はUU(ユニークユーザー数)です。)
1日100〜150人もの人が、おれわたしゲストハウスやってみようかな、と思っているということでしょうか。めちゃくちゃ多くないですか・・?!
結論:ゲストハウスブームというより、ゲストハウス開業ブームなのかな
適当に調べて、あまり深く考えずに出した結論です。
ブームブームと言っているのはゲストハウスという宿泊スタイルが日本人の間で浸透し人気が出てきているのではなく、ゲストハウスというビジネス(生き方?)をやりたい人が急増しているだけなんじゃないか、と。
終わりに
ちなみに、1年間のうち日本のどこかでゲストハウスを開業する数は、どれくらいなのでしょうか?
以前このブログでは各月のゲストハウス開業記録をまとめておりました。
(同様にゲストハウスメディアであるゲストハウス・トゥデイも開業情報などを掲載していますが、掲載情報は限られており全ての開業情報を網羅していないため、独自で様々な方法を駆使して調べ上げていました。あまりにも時間がかかり大変だったので、11月以降はやめてしまったのですが。。)
2014年4月に開業したゲストハウス4軒まとめ
2014年5月に開業したゲストハウス7軒まとめ
2014年6月に開業したゲストハウス8軒まとめ
2014年7月に開業したゲストハウス10軒まとめ
2014年8月に開業したゲストハウス7軒まとめ
2014年9月に開業したゲストハウス3軒まとめ
2014年10月に開業したゲストハウス3軒まとめ
くまなく調べたので、一切開業情報を発信していないゲストハウス以外は、上記のエントリーにまとめられているはずです。
で、このエントリーを参考にすると、2014年4月から10月までの7ヶ月間で42のゲストハウスが誕生したことになります。平均すると6です。(夏場に開業するパターンが多く、春秋は少ないですね。きっと冬はもっと少ないのでしょう。)
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