「Google Hotel Finder」というサービスをご存知でしょうか?
日本で使っている人を見たことも聞いたこともありませんが、Google Hotel Finderは海外ではそこそこ使われているGoogleが提供するホテル検索サービスです。
最近そのGoogle Hotel Finder周辺がざわついているようなので、何回かに渡って取り上げたいと思います。
Google Hotel Finderとは?
Google Hotel Finderは、基本的にはBooking.comやExpediaなどに代表されるオンライン旅行会社(OTA)と同じ、ホテル検索サービスです。
入力画面
ホーム画面はとてもシンプル。
宿泊を希望する都市とチェックイン、チェックアウトの日時を入力し、検索します。
検索結果
ざらっと候補のホテルが表示されます。
予約ボタン
検索結果から予約ボタンを押すと、予約が可能なオンライン旅行会社が表示されるので、どこかをクリックするとそのサイトに飛ぶことができます。
またホテル名をクリックすると、ホテルのロケーションや地図などの詳細情報を見ることができます。
Google Hotel Finderの特徴3点
Google Hotel Finder独自の機能も備えているので、以下に3点紹介します。
1、絞り込みの切り口が多彩
価格やレビューの数、ホテルのクラスなどの基本的な絞り込み以外にも、地図から簡単にホテルを選択できたり、割引率の高い順に検索結果を表示することも可能です。
面白いのは、1ヶ月分の日付別による平均価格帯を表示させることが出来ること。下の画像は2014年10月分ですが、これを見ると10月19日が一番安く、10月11日が一番高いことが分かります。
2、ホテル検索サイトの料金を比較できる
Google Hotel Finderでは、オンライン旅行会社(OTA)の料金を比較できるので、ホテル側がいくつかのホテル検索サイトに在庫を出していた場合どこで予約するのが一番安くなるか一発で判断することができます。
こんな感じです。
これは新橋にある第一ホテル東京のGoogle Hotel Finderのページですが、Agodaの料金がTravelocityやEasytoBook.comより破格に安いことが分かります。
この時期にAgodaに対して、特別料金を出しているのでしょう。
広告費を払えば、上位表示が可能
下のキャプチャ画面は、Google Hotel Finderで10月28日〜2泊で検索した結果です。
検索結果の一番上にシェラトン都ホテル東京が表示されていますが、そのホテル名の下に小さく「広告」とあります。これはシェラトンホテルが広告料を支払い、検索結果を意図的に上げたことを意味しています。
ホテル側が広告料を払うことで検索結果を上げることができる上、オンライン旅行会社にお客様を取られず自社サイトでの予約を促すことが可能になります。
Google Hotel Finderにホテルやゲストハウスを掲載するためには
Google Hotel Fidnerの検索結果に表示されためには、ホテル独自のGoogleプレイスとGoogle+のページを作成する必要があります。住所や電話番号はもちろんのこと、写真も掲載しましょう。
以下のページに詳しくホテルオーナー向けのガイドが掲載されているので、ぜひ参考にしてください。
Googleホテル検索にホテルを掲載するには
終わりに
日本では本当に全くと言ってよいほど相手にされていないGoogle Hotel Finderですが、海外では旅行市場を揺るがすほどのビックチェンジが、Google Hotel Finderによってもたらされると噂されています。
その辺もまた書きます。
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