ゲストハウスクリエイターズノート

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地方の大型ホテル・旅館の救済方法

   

十和田観光ホテル
先日こんな悲しいニュースがありました。
震災の影響大きく、十和田観光ホテルが破産

十和田観光ホテルは青森県の十和田湖畔に位置する70室のリゾートホテル。1950年設立で、最盛期は売上7億もあったそうだ。それが震災の影響で客足が途絶え、2012年から実質休眠状態。このたび遂に破産してしまった。

もちろん震災の影響は大きかっただろうけど、震災以前も客足は遠のいていて、冬期は営業してなかったみたいです。

団体客メインの大型ホテルや旅館は、この時代大変苦しい

バブルの時代、ホテルや旅館のメインターゲットは団体旅行でした。企業の社員旅行や学校の修学旅行、旅行会社が企画する団体ツアーなど。

大型バスで乗り付けて、宴会場で飲み食いして、お土産大量に買って、適当に観光して帰るみたいな。

受け入れ側の宿泊事業者は、JTBなどの大手旅行会社と良好な関係を築いてさえいれば、知らない間にドカドカお客さんが来る時代です。

ほかっといてもお客さんが来るから、旅行会社以外の集客チャネルを開拓する必要性もなかったし、リピーターに繋がるような施策を考える必要もなかった。

時代は個人旅行全盛に

それが時代が変わり、今は個人旅行全盛の時代になりました。

もはや、社員旅行とか、あんまり聞かないですよね?!

家族や友人・恋人、一人旅の旅行スタイルが定着しました。グループの人数は多くても4人、平均2、3人なんじゃないでしょうか。そんな少数で旅行する人たちにとっては、大型ホテルや旅館に宿泊するメリットってないんですよね。

それぞれのお客さんに最適化された「おもてなし」は期待できないし、宴会場も利用しない。大体そんな大きなホテルや旅館が地方に立てられたのはバブル時代だから、それから20、30年経っていて建物の老朽化も進んでいる。

そんな大型の宿泊施設に泊まるよりは、こじんまりとしてアットホームなところに泊まりたいと思うのが個人旅行者の心情です。

十和田観光ホテルの倒産は序章にすぎない

建物の老朽化が進む→客足が減る→改修費が出ない→さらに客足が減る

まさに地方の大型ホテルや旅館はこんな負のスパイラルに陥っているんじゃないでしょうか?

そもそもそんな大きな建物を立てたのは、バブル時代の団体旅行がいつまでも続くと思ってやったことですけど、見通しが甘かったんでしょうね。今後、十和田観光ホテルみたいに倒産する地方の宿泊事業者がこれからどんどん増えていくのでしょうね。

地方の大型の宿泊施設を救う解決策

じゃーどうすればいいんだろうって考えますが、正直難しいですよね。どでかいハードって固定資産税や光熱費が半端ないだろうし。簡単に個人が取得できるほど、安くないし、運営も出来ない。

唯一考えられる救世主は、訪日外国人でしょうか。そして外国人の中でもまだまだ団体旅行の傾向が強いアジア系。欧米系は完全に個人旅行マーケットですから。

今、北海道の歌登にある「うたのぼりグリーンパークホテル」がタイから観光客が押し寄せていて注目を集めています。こんな形でインバウンド観光を利用できれば、なんとか生き残れるかもです。
なぜ北海道の歌登にタイ人観光客が大挙しているのか?

ただ訪日外国人の数はたかだか年間1000万人なので、日本全国の大型ホテルや旅館を埋めるほど破壊力ありません。最後はやはり、もう一度日本人に来てもらえるようなマーケティングを考えなければならないんですよね。

何か、大型の宿泊施設を救う、アイデアってないんでしょうか?

金沢のゲストハウス「Good Neighbors Hostel」のオーナー。2軒目の「Blue Hour Kanazawa」開業しました。

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